ぱんだツールズぱんだツールズ

画像フォーマット

A4サイズは何ピクセル? — 用紙サイズ一覧とmm⇔px換算の早見表

約6分

印刷会社から「A4サイズの原稿は2894×4093pxで入稿してください」と言われて、面食らったことはないでしょうか。 一方で、社内資料用のA4画像は794×1123pxで十分と言われることもあります。 同じ「A4」なのに数字がバラバラなのは、画像の解像度(dpi)によってピクセル数が変わるからです。 この記事では、A4をはじめとする主要な用紙サイズのmm⇔px換算表と、印刷用・画面用でdpiを使い分ける考え方を整理します。

A4サイズは何ピクセル? — 答えは「どのdpiで使うか」次第

A4(210mm×297mm)を例に、代表的な解像度ごとのピクセル数を並べてみます。

解像度A4のピクセル数主な用途
72dpi595×842px古いWeb表示規格・簡易プレビュー
96dpi794×1123px画面表示・PowerPoint/Wordの標準
150dpi1240×1754px簡易印刷・社内配布資料
300dpi2480×3508px商用印刷の標準解像度
350dpi2894×4093px写真集・高精細印刷物

「A4 サイズ px」と検索する人の多くは、Web用途なら96dpiの794×1123px、 印刷用途なら300〜350dpiの2480×3508〜2894×4093pxを目安にすれば大きく外しません。 この解像度と数値の関係を、次の節でもう少し詳しく見ていきます。

mm→pxの換算式

用紙サイズ(mm)とピクセル数(px)は、以下の式で相互に変換できます。 1インチ=25.4mmという定義を使い、指定した解像度(dpi)を掛け合わせるだけの単純な計算です。

px = mm ÷ 25.4 × dpi

例えばA4の幅210mmを350dpiでピクセル換算すると、次のようになります。

210 ÷ 25.4 × 350 ≈ 2893.7 → 四捨五入して 2894px

逆にpxからmmに戻したいときは、式を入れ替えて mm = px ÷ dpi × 25.4 で計算します。 毎回手計算するのは面倒なので、主要な解像度でまとめて確認したい場合は用紙・画像サイズ早見表ツールを使うと、72・96・150・300・600dpiの換算結果をワンタップで切り替えて確認できます。 350dpiなど一覧にないdpiは、上の式にあてはめれば手計算で求められます。

用紙サイズ一覧(mm)— A判・B判・はがき・名刺

まずはmm単位での基本サイズを確認しておきましょう。 A判はISO 216という国際規格、B判は日本独自のJIS規格で定められています。

名称サイズ(mm)主な用途
A3297×420mmプレゼン資料・設計図
A4210×297mmコピー用紙・書類の標準
A5148×210mmノート・手帳・小冊子
B4(JIS)257×364mm画用紙・新聞折り込み
B5(JIS)182×257mm(18.2×25.7cm)書籍・大学ノートの標準
通常はがき100×148mm年賀状・案内はがき
名刺(日本標準)91×55mm日本で最も一般的な名刺サイズ
長形3号封筒120×235mmA4三つ折りが入る定番封筒

ここでは代表的なサイズのみ抜粋しています。A0〜A10・JIS/ISO両方のB判・封筒各種・写真用紙・SNS推奨サイズ・動画解像度まで含めた全サイズは、 次の見出しで紹介する早見表ツールで一覧・検索できます。

主要用紙のdpi別ピクセル換算表

用紙サイズは同じでも、想定するdpiが変わればピクセル数はまったく違う数字になります。 よく使われる5つの用紙サイズを、72〜350dpiの5段階で一覧にしました。

用紙(mm)72dpi96dpi150dpi300dpi350dpi
A3(297×420mm)842×11911123×15871754×24803508×49614093×5787
A4(210×297mm)595×842794×11231240×17542480×35082894×4093
A5(148×210mm)420×595559×794874×12401748×24802039×2894
B5・JIS(182×257mm)516×729688×9711075×15182150×30352508×3541
通常はがき(100×148mm)283×420378×559591×8741181×17481378×2039
名刺・日本標準(91×55mm)258×156344×208537×3251075×6501254×758

単位は px(幅×高さ)です。四捨五入の関係で、逆算した値と1px前後ずれる場合がありますが実用上は問題ありません。 他の用紙サイズやSNS・動画の推奨解像度も含めて確認したいときは、用紙・画像サイズ早見表ツールでdpiを切り替えるだけで同様の換算ができます。

画面用は96dpi・印刷用は300〜350dpiが基本

なぜ用途によってdpiを使い分ける必要があるのでしょうか。 理由は、画面と紙では「どれだけ近くで、どれだけ細かく見るか」が違うためです。

  • 画面表示(96dpi) — パソコンやスマホの画面は一定の距離を置いて見るため、96dpi程度の密度で十分きれいに見えます。 Webサイト用の画像やPowerPointのスライドはこの解像度が基準です。
  • 簡易印刷(150dpi) — 社内配布のプリント資料など、多少の粗さが許容される場面で使われます。
  • 商用印刷(300dpi) — チラシ・パンフレット・名刺など、多くの印刷会社が標準として指定する解像度です。
  • 高精細印刷(350dpi) — 写真集や美術印刷物など、より高い精細さが求められる印刷物で使われます。

同じ96dpiの画像をそのまま300dpi前提の印刷に使うと、ドットの粗さが目立ち「ぼやけた」「粗い」と感じる仕上がりになります。 逆に画面表示にしか使わない画像を350dpiで作るのは、ファイルサイズが無駄に大きくなるだけで見た目のメリットはありません。用途に対してdpiを合わせるのが基本です。

WordやPowerPointの用紙設定との関係

WordやPowerPointの用紙・スライドサイズは、実はmm(またはインチ)で管理されています。 Wordなら「レイアウト」タブの「サイズ」からA4・B5などを直接選択でき、 PowerPointは「デザイン」タブの「スライドのサイズ」で用紙比率を指定します。

ここに写真や図を貼り付けるとき、画像の実ピクセル数が足りないと、拡大表示された際にぼやけて見えます。 A4の資料に画面いっぱいの写真を配置するなら、少なくとも96dpi相当の794×1123px以上の画像を用意しておくと安心です。 PDFで配布する資料や、印刷を前提にした書類であれば、300dpi相当の2480×3508pxを目安にすると印刷時も鮮明に仕上がります。

貼り付ける画像のピクセル数が足りない・逆に大きすぎる場合は、画像リサイズツールで目的のピクセル数に調整できます。 複数ページのA4資料を1つのPDFにまとめたい場合は、画像→PDF変換ツールでページごとの画像をそのままA4サイズのPDFに変換できます。

まとめ

  • 用紙のピクセル数は「サイズ(mm)×解像度(dpi)」で決まり、dpiが変われば同じA4でも数値は変わる
  • 換算式は px = mm ÷ 25.4 × dpi(1インチ=25.4mm)
  • A4は96dpiで794×1123px、300dpiで2480×3508px、350dpiで2894×4093px
  • B5(JIS)は182×257mm(18.2×25.7cm)、はがきは100×148mm
  • 画面用途は96dpi、商用印刷は300dpi、高精細印刷は350dpiが目安
  • Word・PowerPointの用紙設定もmm管理のため、貼り付ける画像は用途に合ったピクセル数を用意する

自分でmm⇔px換算を試したいときは用紙・画像サイズ早見表ツール、画像のピクセル数を調整したいときは画像リサイズツールを使ってみてください。いずれもブラウザ内で処理が完結し、ファイルがサーバーに送信されることはありません。

よくある質問

A4サイズは何ピクセルですか?

解像度(dpi)によって変わります。画面表示用の96dpiなら794×1123px、印刷用の300dpiなら2480×3508px、高精細印刷でよく使われる350dpiなら2894×4093pxになります。「A4は何px」という質問には「どの解像度で使うか」という前提が必ず必要です。用途が決まっていない場合は、Web用途なら96dpi、印刷用途なら300〜350dpiを目安にしてください。

A4サイズは何cm・何mmですか?

A4は210mm×297mm(21.0cm×29.7cm)です。ISO 216という国際規格で定められたA判の1つで、A3(297mm×420mm)を半分に折った大きさがA4にあたります。日本のコピー用紙・レポート用紙の標準サイズとして最も広く使われています。

B5サイズは何cmですか?

JIS規格のB5は182mm×257mm(18.2cm×25.7cm)です。国際規格のISO B5(176mm×250mm)とは数値が異なるので注意してください。日本の書籍・大学ノートで使われているのはJIS規格のB5で、ISO B5よりひとまわり大きいサイズになります。ピクセル換算では、画面用96dpiで688×971px、印刷用300dpiで2150×3035pxです。

はがきサイズは何ピクセルですか?

日本郵便の通常はがきは100mm×148mmです。ピクセル換算では画面用96dpiで378×559px、印刷用300dpiで1181×1748px、写真プリント店でよく指定される350dpiなら1378×2039pxになります。年賀状や案内はがきのデザインデータを作るときは、印刷所の指定dpiを確認してから画像サイズを決めるのが安全です。

画面用と印刷用でdpiが違うのはなぜですか?

dpi(Dots Per Inch=1インチあたりのドット数)は「どれだけ密にドットを詰め込むか」を表す単位で、画面と印刷では人の目に必要な密度が異なるためです。パソコンやスマホの画面は目から離して見るため96dpi程度で十分きれいに見えますが、紙に印刷したものは近距離で見るためより高い密度(300〜350dpi)が必要になります。同じ96dpiの画像をそのまま印刷すると、ドットの粗さが目立ち「ぼやけた」印象になります。

Word・PowerPointで用紙サイズを設定するにはどうすればいいですか?

Wordなら「レイアウト」タブ→「サイズ」からA4・B5などを選択できます。PowerPointは「デザイン」タブ→「スライドのサイズ」から用紙・画面比率を指定します。どちらもmm単位で用紙サイズを管理しており、PDF書き出し時にその用紙サイズがそのままページサイズになります。画像を貼り付けるときは、事前に用紙サイズに合わせたピクセル数へリサイズしておくと、拡大によるぼやけを防げます。

dpiとppiの違いは何ですか?

厳密には、dpi(Dots Per Inch)はプリンターが紙にインクの点を打つ密度、ppi(Pixels Per Inch)はディスプレイや画像データのピクセル密度を指す言葉です。ただし実務上はほぼ同じ意味で使われることが多く、画像編集ソフトの設定項目も「解像度(dpi)」と表記されているケースが一般的です。この記事でも一般的な使われ方に合わせて「dpi」で統一しています。

換算処理でファイルはサーバーに送信されますか?

いいえ、送信されません。ぱんだツールズの用紙・画像サイズ早見表ツールや画像リサイズツールは、すべてブラウザ内で計算・処理が完結します。用紙サイズや画像ファイルが外部サーバーに送られることはないため、社外秘の入稿データや個人写真でも安心して使えます。

この記事で紹介したツール